サラリーマンなのに本を書いてしまった!東京ライフハック研究会を主宰する北真也による初の著書。これまでのEvernote本とどう違うのか見せてもらおうじゃないか?
人生何が起こるか分かりません。そういう意味において、本人が一番驚いているのかもしれません。一年前までは、ちょっと情報整理が上手いほぼ日手帳ユーザーのサラリーマンでした。もちろん、その時にはすでにブログも人気がありました。
確かにすごい匂いはしていましたが、まさか本を出すまでに至るとは露と思いませんでした。しかも出してきたのはEvernote本。残念ながら誰もが思ってしまうのかもしれない「今更…」というネタ。もう小手先の技術には飽き飽きしてしまっている。何故なら、そこには正解というものは存在しないから。
Evernoteというのは、なんでも詰め込めて、どこでも見れるという実に単純なサービス。もちろん、これを単なるオンラインメモサービスと捉えられる程、簡単ではない。たくさんのサードパーティが様々な趣向を凝らして、多種多様の体験をユーザに与えてくれる。だから、本がたくさん出ている。どれも悪くはない。が、それ故にただの解説本は埋もれてしまう。
自分の真っ白なキャンパスにあれ書けだ、これ書けだ言われても気持ちいいはずはない。ただ書きたい物を書きたいだけ。ただ知りたいのはどう書くかだけ。ただ選ぶのは読者だけだから、選んだのが正解になる。では、北真也はEvernoteをどう捉えて、どういった新しい書き方を教えてくれるのか。いざ、探りにいくとしよう。
情報整理システムにするのか
答えは「はじめに」に書いてある。
Evernoteという強力な助っ人を得てメモの散逸を解消した私は、「情報の流れをデザインして、情報を適切に処理しつつ、情報の再利用性を高める情報整理システムの構築を行いたい!」と考えるようになりました。
本業がSEである、なんとも著者らしい答えではないだろうか。システムの構築なんて、ここでも仕事しないでよかろうに。とはいえ、こちらも元SE。そのシステムを解析したくなってしまうのが、性分だ。まず、サブシステムとして3つある。
- 1. 情報の流入(2章)
- 2. 情報の最適化(3章)
- 3. 情報の再利用(4章)
これらが章に割り当てられ、5章にシステム自体の構築方法が来ている。ここから更にサブシステム内にあるモジュールがある。これをほじくることも可能だけど、細かい話になるので割愛しておく。気になったのは、「カラーバス効果」でタグを育てていこうとすること。タグは勝手に生まれて来る物だと思っていたので、あえてタグに割り当てる情報を集めて行こうとは思わなかった。
情報は循環させないと
最後の達人インタビューでも、著者のこだわりが見えてくる。どう使っているかというのは誰もが聞きたくなる話だ。Evernoteに情報を入れたあとに、どうするかを気にして、それを聞こうと思う人は少ないはずだ。きっとみんな情報を集めるのに大変になってしまって、楽に使いたいというのに目が向いてしまうのだろう。
入れた情報はそのままではやはり熟成されていない。更新されることを繰り返していかないと、自分の情報にはなっていかないのだろう。著者もインタビューされた達人もその自分の情報が詰まっているからこそ、GoogleよりもEvernoteを調べる対象にしていくのだろう。
そう、この本の副題は「情報過多時代のビジネスパーソンに贈る45の戦術」となっている。ただ自分の眺める為だけの入れ物にしない。著者が誰よりも仕事としての成果を気にしているから、熟成された物をだそうとこのシステムを作ろうと思ったのだろう。セキュリティの問題もあると思うが、自分の技術を高めるのにも使えるはずだ。メリット以上にリターンがあってこそ、ツールを使いこなしていると言えるのではないだろうか。本当にEvernoteの使い方を知りたいと思った人は、ぜひこの本を読んでみてほしい。
おまけ
こんなのどですか?
最後に
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